やんちゃでかわいかったワンちゃんも次第に歳をとります。
それは人より早く、猛スピードで歳をとっていきます。
家族の一部、生活の一部だったパートナー犬が歳をとっていくのは、オーナー様にとってはあまり信じられない
ことだと思いますが、シニアの年齢になったパートナー犬がこれからもより長く、より一緒に生活できるように
少しずつ考えてみませんか?その愛情はきっと伝わるはずです♪



目次

まずは年齢のお話から
犬の老化現象についてちょこっと。
シニア犬の食事についてちょこっと。





まずは年齢のお話から。



大型犬と小型犬で生まれた年数による年齢が異なるのを知っていますか?
今や生活環境や医療の発達で、ワンちゃんの寿命もぐんぐん!延びています。
大型犬の方が早く歳をとるので、一般的には寿命が短いなんて言われますが
いやいや、今や20年近く生きるワンちゃんもいるのです!

それでも人間より早く老化するのは変わりません。
まずは「ワンの年齢早見表」でパートナー犬の年齢を確認してみてください!



当店看板犬&モデルさんで大忙しのPEGは今年9歳になりました。
大型犬の年齢で言えば、なんと68歳!

もうどっぷりシニア犬です!
上の表の様に、大型犬と小型犬では年齢の進み方が少し違います。
PEGと同じ年数でも小型犬は52歳。15歳以上も違いが出てしまいます。

シニア犬になってもやんちゃで元気!人も同じでおじいさんでも元気な方はいっぱい!
いつまでも病気知らずな元気な愛犬と過ごせるように、シニア犬のことを知りましょう。

※看板犬PEGは2018年7月、14歳でお空組の仲間入りをしました。
 大型犬としては頑張って楽しく犬生を全うしました!皆さま、最後までご声援をありがとうございました



ダラダラ過ごすのがお得意。それはもう昔っからね~♪
外見は若く見えるのに、もう68歳だなんて…。と思います。


犬の老化現象についてちょこっと。

 

皆さんのワンちゃんの年齢を確認したところで、 シニアのワンちゃんと生活するオーナー様は
シニア犬ライフをよく知って、どうぞ一緒にゆったりライフを楽しみましょう♪



「老化」

目み見えることもあれば、目に見えないこともあります。

人もワンちゃんも動物のカラダは細胞でできています。
細胞は常に新らしいものと入れ代わり、そのサイクルは30日と言われています。
女性なら知っている方も多いと思いますが、私たちのサイクルもおよそ30日ですね!

これが新陳代謝と呼ぶわけですが、ご存知のとおり新陳代謝は年齢と共に衰えていきます。
そしてある年齢からそれが顕著に出てくるのです。

「老化」は人それぞれ速度が違いますが、ワンちゃんももちろん速度の違いがあります。
でもやはり目安は年齢。そしてシニアゾーンに入った頃から注意してあげてください

ワンちゃんの「老化」には以下の事があります。



目に見えること・見える老化現象


白髪が多くなる

⇒これは人も一緒ですが歳を取ると免れられないことです。
 白系のワンちゃんはあまり目立ちませんが、黒系のワンちゃんはお口の周りから白くなりますね。
 白系のワンちゃんは白髪よりも唾液による口の周りの毛の変色涙やけが目立ってきます。
 お口の洗浄や歯のお掃除、涙やけにならないよう、、まめにお顔を拭いてあげましょう。

傷が治りにくくなる

⇒代謝が落ちてくるので、どうしても傷の治りが遅くなります。
 なるべく掻きむしらないよう注意して見守り、早く傷が乾くよう、手当をまめにしてあげましょう。

イボやしこりができる

⇒被毛に覆われたワンちゃんはあまりイボやしこりができても外から見えないので分かりません。
 でも、意外とたくさん皮膚にできていたりします。
 いつもカラダを清潔に、1週間に1度はカラダを触診してイボやしこりがないかチェックしてあげましょう。
 イボやしこりは大半が良性ですが、もちろん悪性のものも有ります。
 一度お医者様に診察していただくと安心です。

体型が変わる

⇒これも白髪と一緒で歳を取るとだんだん体型が変わって来るのは仕方ありません。
 今までピン!と張っていたお尻の筋肉が落ちてなんだか小さなお尻になり、
 消化・吸収の内臓機能が落ちてくると栄養不良となって痩せてきます。
 その反面、基礎代謝が低下して太ってしまうワンちゃんも!
 とにかくシニアになると、若い頃とは違うとオーナー様がいち早く気づくと思います。

目が白っぽくなる

⇒かなりのお年寄りになってくると、目のトラブルも増え眼球が白っぽく濁る白内障になったりします。
 いつの間にか目が見えなくなることもあるので、ぶつかったりしないかよく行動を注意してあげましょう。

足の運びが悪くなる

⇒後ろ脚の運びが悪くなったり、階段の昇り降りがおぼつかなくなったり、目に見えて衰えを感じるのが
 ワンちゃんの歩き方。腰が悪くなると、腰をかばった歩き方になったり途中で休んだり。
 ワンちゃんは痛みに強いのであまり鳴きませんが、上記の様な動作の変化を感じたらぜひ早目に
 お医者様で診てもらってください。骨の変形など、別の病気が見つかる場合もあります。


目に見えないこと・見えない老化現象

いつも寝てばかり(疲労・体力の回復に時間がかかる)

⇒最近遊ぶことも少なくなって、いつも寝ている。ワンちゃんは1日の大半寝て過ごしますが
 それ以上寝ている事が増えます。いろいろな事に興味を示さなくなり、起きていても寝転がって
 いたりと、お散歩から帰ってくると体力回復のためにグーグー寝ます。
 いつも元気いっぱいなワンちゃんであっても、シニアになってからはちょっと休ませながら運動を
 させたり、静かな時間を作ってあげるのが望ましいですね。

呼ばれても反応しないことがある

⇒耳が遠くなっている、もしくは痴呆が出ている場合があります。
 気づいたら早目にお医者様に受診しましょう。

よくぶつかる様になった

⇒家具にぶつかったり、お散歩の途中に木にぶつかったり。
 目の視力が落ちている、または目が見えない場合があります。
 脳の腫瘍で眼球を圧迫している場合もありますので、早目に受診しましょう。

胃もたれする事が多くなる(食が細くなる・吐くことが多くなる)

⇒消化機能が衰えてきているサインです。
 食事の内容や量を見直して、消化に良いものを与えたり、柔らかくしてあげたり胃腸への負担を軽減
 する工夫が必要です。愛情いっぱいのごはんです
 

被毛の下の皮膚が乾燥している(フケが出やすい)

⇒肌が乾燥し勝ちになる上新陳代謝が悪くなるので、古い角質がポロポロ向けてきます。
 いつも皮膚を清潔に、そしてなるべく皮膚の保湿を心がけましょう。


いち早くサインに気づいてあげて、それなりの生活週間・対応をしてあげる事で
いつまでも元気で若々しく元気に生活を送ることができますよ♪


シニア犬の食事についてちょこっと。


シニアになると徐々に食事に変化がでてきます。もうお気づきの方もいらっしゃるかも。

急に食欲が落ちたり、喉に詰まらせる事が多くなったり、吐いてしまったり…。
見た目が変わらなくても、そんなカラダの変化が生じてきます。それと同時に基礎代謝も落ちるので
栄養の吸収が遅くなったりと内側からの老化も少しずつはじまってきます。

大切なのは「パートナー犬の年齢に合った食事」を心がけてあげることです。

シニアの年齢になってしまったパートナー犬にはどんな栄養素が必要なんでしょう。
若い成犬とはちょこっと取るべき栄養が変わってきます。

 




高品質のたんぱく質

犬も人間と一緒で、筋肉が徐々に失われていきます。
シニアになると運動量も減ってくるので、当然以前のような引き締まった筋肉量は減ってしまうのです。
筋肉を作ったり維持したりするには「アミノ酸」が必要です。アミノ酸を摂取するには、アミノ酸がたくさん
含まれている”高タンパク”な食材を摂取することが一番です!

もちろん、もともと肉食の犬や猫は動物性たんぱく質(新鮮な肉や魚)を食べさせるのが一番です。
でも注意したいのが「与えればいい」ではなく、胃の負担も考え、良質たんぱく質をミンチにしたり、量を調整して
与える事が大事なのです。新鮮な生肉などを与えたことがなければ、低温で火を通し、アミノ酸が溶け出した
煮汁も一緒に与えると良いでしょう。

 

なるべくローカロリー。でも脂質も必要!

活動量が減って基礎代謝が落ちてくると、成犬様のカロリーが高めのドッグフードを与えているとちょっと
肥満気味になってきてしまいます。シニア用のドッグフードはそれなりにカロリーやシニア犬の必要な
栄養素がバランスよく調整されています。(粗たんぱく質・粗脂肪が成犬より抑えられているかをチェック!)
でも、あまり脂肪が抑えられていても皮膚がカサカサ、被毛がパサパサになることもあるので、シニアの
ドッグフードに良質なオイルで補足してあげることをおススメします。2日に1回ほどで大丈夫です♪


動物が生きていく上で欠かせない必須脂肪酸、オメガ3(α-リノレン酸)が含まれている亜麻仁オイル
サーモンオイルなどをドッグフードからふりかけてあげるとバランス良い食事になります♪



⇒PRIMO亜麻仁オイルはこちら



足腰や関節の健康、グルコサミン・コンドロイチン

長年にわたって負担がかかった間接は少しずつ関節軟骨がすり減ってきます。
軟骨で守られているはずの骨があらわになり、ふしぶしに痛みを感じ、運動を嫌がったり、立ち上がりに
時間がかかったり、脚をかばうような歩き方をしたりすることがあります。
この状態はかなり歳を取ってから出やすいようです。

コンドロイチンは軟骨の主成分で、水分を保ち弾力性を高める大切な働きをもっています。
グルコサミンは、コンドロイチンをはじめ他の軟骨成分の生成をうながす働きがあります。
グルコサミンとコンドロイチンは成犬は体内で作られますが、年齢を重ねると共に減ってきてしまいます。

シニアの初期に入ったら、いつまでも元気に自分の力でお散歩ができるよう、関節の健康とを保つために
継続的にグルコサミン&コンドロイチンを補給してあげることをおススメします。

パートナー犬だけじゃなく、オーナー様の負担も軽減されることでしょう。




⇒PRIMOグルコサミン&コンドロイチンはこちら


肉やお魚などを受け付けなくなってしまったシニア犬や病気のワンちゃん、また、極端に体力の落ちて
しまったワンちゃんには、スキムミルク&ホエイパウダーをおススメします。
ご飯に降りかけるだけで、高たんぱく質を取ることができます。


手作りのフードは新鮮なのでワンちゃんにとっては愛情いっぱいのご飯となりますが、必須栄養素が
掛けてしまい偏り勝ちになります。そのためにも、必要栄養素材をもう一度見直して、不足するものは
プラスで補ってあげましょう。サプリを使うのもひとつの方法です。

また、ドッグフードはワンちゃんにとっての必要栄養素がまかなえるよう考えて作られています。
朝はドッグフード、夜は手作りご飯など分けて与えると良いかもしれませんね

 

これでもう、シニア犬のご飯はバッチリです!